科学の最近のブログ記事

スピン起電力はパンチ力

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 てなわけで、今日随所で話題のこれ。「電気・磁気変換の新原理「スピン起電力」の実現に成功」(日経さんのについてた発表PDF)

 簡単にいうと、今まで発電しようとすると、磁石をまわしたり動かしたりしないとダメ!ってのが定説で、激しく動かせば動かすほど発電できる(とかいうとヒワイだな)。
 でも、「そんだけじゃないぜ?」ってのがこれ。いってみれば、Gm0m1/r^2だけじゃなくて水星近日点は移動するぜ?みたいな感じですかね。

 で、なんでそうなるの?ってなると簡単にしか眺めてないんですが(なのでツッコミよろしゅ)、磁場によってゼーマン効果で電子のエネルギー順位が分裂、その差がマクロだと原子同士でうちけしあうところが、ナノレベルだと原子サイズでの差が有効になるから起電力として成立する、ってことなんでしょうね。

 もうちっと簡単に言うと、もともと中性な原子(今回はMnAsペアですが)に磁場をかけると、ちっこいちっこい電池になる。で、それがたくさんあると誤差レベルだけどナノレベルなら電池っぽく見えやすいよ。ってとこでしょーね。
 んでクーロンブロッケード効果がすごいよってのは、ただの量子カベじゃなくそいつが電池だから余計に電流ながすの妨害して抵抗として作動するんだろうなーと予想。

 このデバイスが実際マクロの領域で実用されるのはまだまだ遠いのかなと思わないでもないけど、逆にミクロの領域でならさほど無理なくいけそうなので、このナノテク時代には結構はやめに実装がみられるようになるかもしれませぬねー

 ところでこれベトナム出身のファムナムハイ氏の業績のようですが、本国でも大ニュースになってるといいですねぃ。なかなか未来につながる話だとおもいますぜ。
 
 



ヘク と パスカル

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 なにやらウェザーニューズ面白いことをしていたそうで。
以前から、観測ロボットをモニター配布していたことは知っていたけど、それがこんなことまでやっていたとは知らず。

 実際、気象予報には演算パワーが必要とはいわれているけど、元情報の精度や密度が十分であれば必要な計算量は当然減るわけで(ありうる状態が減るから)、確かにアプローチとしてはあり。
 これがうまくいくのであれば、小分けした端末とばらまいたセンサロボットで分散処理してやって、より小回りのきく気象予報ができるかもしれませんねぃ。

 これって、気圧をつかってるそうですが... そういうの今ころがってる(発売されている)何かのセンサで情報すえたりしないもんですかねー。例えば、マウスのセンサ入力値をつかって地震の揺れ情報をひっぱるような感じで(笑)
 もしそれができるなら、似たようなことを opensourceとかで実験できて面白そうだなーとか思ったりー。

 何か、アテもなくとりあえずセンサ情報をひっぱって合致する情報をさがすとかでもありなのかもしれずー。マイクとかどうかな? 何かリアルとネットワークに知らない接点があったりはしないか、とちょいと妄想にふけってしまったり。

とある科学の電子加速器

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 先日、手のり電子加速器が実用化されたらしいですねぃ。
990keVということで、記事にもある医療用もそうですが、半導体や構造解析(タチコマが好きそうだな)にも使えそうですねぃ。
 まぁサイズが小さいぶん、1MeVではあっても電流量はさほどなさそうなので殺菌用とかには転用しづらいとは思いますが、小型化で同じエネルギーでも明るいビームがとれるのであれば、サイズを活かして従来配置が難しかったような並べかたをして、複数線源をつかって干渉させたりいろいろできそうで面白いかもしれません。

 しかし、いま各種デバイスが色々と小型化してきていますが本当にSFみたいになってきましたねえ。それでもSFみたいな世界にならないのは、やはり人間側が何もかわってないということなのでしょう。
 これは人間主観で見るとそうなってしまうけど、機械主観でみるとどうなんでしょーなー。成長していく「自分たち」から旧態依然な人間を見たとき、機械にはどう映るのでしょう。何に似て見えるのでしょう。
 生物(機械)時間がどんどんクロックアップしていく自分からみた世界は、いったいどうなのか。興味がわいてきますね。

 ついさっき、Phoenixが火星に着陸しました。
ずっと?NASA tvで見てたんですが、やっぱどきどきしますな!

 今回は中継にあわせて飲み物食事を用意し、wktkしつつ NASA tvをみてたわけですが。
 やっぱ火星までは遠いので時間差があるんですな。んで、タイムテーブルを見ながら「あぁ、あと2分で航宙モジュール切りはなしか」「今ごろ突入してるんだな」「このテレメトリが〜」とハラハラしつつ watchしておりました。
 ラストの逆噴射のあたりなんぞ、テレメトリの高度を報告する声を聞きつつ「こんな速度でええのんか」とかもう「激突?」とかヒヤヒヤしましたが、無事着陸信号の検出やらを聞いてひと安心。

 管制室の大喜びの人々をみつつ、こちらでもピルクルのんでお祝いをしておりました。
しかし、成功した後みんな自分のケータイで電話しあったりデジカメで撮影したり、なんかアットホームっぽさが好き。いい意味で民間だなぁと。

 まずは着陸成功で、こっからが本番なわけですが、おめでたう。
北緯68.2度みたいなアイスランド以北な極地での観測はとても楽しみです。

# しかし、英語放送ききながら日本語で blogかくの難しいですな

残飯腐って金になる

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 昨今バイオなんちゃらでガソリンが値上がりしてるよーで「バイオ燃料なんかやめちまえ」という意見もちらほら聞かれますが、ご家庭(といってもアメリカンサイズ)で作るエタノール装置ってのが発売のようで。

 一応、基本は砂糖を買って燃料にせよということですが「飲み残しのビールやワイン、蒸留酒なども材料として利用できる」そうで、そんなに pure糖である必要はなさそうですな。
ってことはですよ。日本の主食の米→ご家庭や店で残飯→米を分解すれば糖、ってなわけで。
 かもし燃料!というわけですよ。まぁ肉や魚は無理としても、残飯分解に良い菌があれば一緒につかうと面白そうな予感が。

 今んところ日本ではアルコール燃料車ってのがレアだったりしますが、メカ装置ではなく菌でかもして燃料にできるのであれば、自動車や暖房や電気などをご家庭でおぎなうこともできて良いかもしれませんなー。生ゴミもへるかもしんないし!
 というわけで、発酵文化の発展を願って アジアンバージョンに期待。


受け身の農業

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?ふとテレビをBGVで流していたら、地域振興番組みたいなので農業の特集を。
そこでやっていたのが、こんな感じ(みやざきブランド推進本部)のパッシヴな方法での効率化。

??普通、虫害や病害を防ぐためには薬つかったり有機なら人手や動物でがんばったりと、アクティヴな方法が多いと思うんだけど、そこにあるように「紫外線カットするシートを使うと虫がよってこない」とか「カラフルな板で虫をよせる」とか、そういうエネルギーを使わない方法が今は結構あるんすね。面白い。
??特に紫外線については「紫外線リッチなほうが殺菌になるんじゃね?」とかおもってたら実はカットしたほうが一部の病原菌にはイヤなよーで、これはいいなぁと。

??こういうイニシャルコストはかかるかもしれないけど、何度も流用できてエネルギー消費が時間積じゃないのっていいですやね。どんどん広まってほしいし、新しい手法がもっと見つかると良さそうだ。

??極端な話、これを推しすすめてもっと波長選択カットによる削減+波長選択ミラーで光追加っのをやって、太陽エネルギーだけで高収率&高品質とかできると採算がグンとあがるんではないかなーと。
??当然、作物ごとにクセは違うだろうから、そういうのも情報をやりとりしていくと面白いでしょうねえ。実験だって、各農家が数平米だけ提供しあうだけで日本全体では何百何千という面積になるわけで。いまならケータイをつかえばカメラ撮影で状況報告とかもしあえるだろうし、クラウドファーミングですよ。
??自分はあまり農家にコネがないのであれだけど、ちょいと手をだしてみたい分野ではありますね。

思考実験を現実実験に。

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 「漫画トレースもお互い様だが......」 竹熊健太郎氏が語る、現場と著作権法のズレ という記事をみた。本文自体は最近よくみる white-gray-blackの立ち位置話とかなんだけど、そこに個人的に興味深い話が。

 評論家の山形浩生氏曰く

「PC上で人格が作れるようになった場合、どうなるだろうか。例えば、僕のような文章を自動生成するジェネレータで作った文章を、僕の声をサンプリングしてリアルに発生できる音声合成で読み上げた場合、その文章の著作権はどうなるのだろうか」という思考実験を披露。

 これって、そう無理な話でもないと思うわけです。文章として完璧である必要もないわけですから。で、より一層すすめてサンプリングソースが集合や、GPL documentであった場合。どうなるんでしょうね。
しかも、これを動作させるのが cloud computing spaceだった場合には...
 実装を考えてみると、多少面白いように感じます。
そもそも著作とは何か、守るべきは何か。そういうものを考える具体例として実装してみたいと思いますね。

P2P platformで分散コンピューティングとかあると、こういう時よさそうなんですが、稼働中のものとかないですかねー?

 面白い記事発見。言語バリア撤廃へ向けて、最終報告書Common Web Language 要するに自然言語だけでもなく、modeling languageだけでもなく、両方において表現をサポートする記述言語の話。サンプルが w3c.orgのサイトにあるけど面白い。

? 例えば、`Long ago, in the city of Babylon, people begun to build a huge tower, which seemed about to reach the heavens.'という例文を CWL的な表現にすると
begin.entry.past-- tim->long ago
    --plc->city.def
    --agt->people.def
    --obj->build.past--obj-> tower<- aoj--huge<- seem.past
                     --obj->reach.bigin.soon--obj->tower
                     --gol->heaven.def.pl
となるようだ。構文ツリー解析ともまた違う表現で、たしかにこれが存在すれば読みこんで意味パーサを動かすのもできれば元文章とコレとで自然言語翻訳もまた丁寧に行なえるだろうなと思う。
? 当然、自然言語から一発でこの構造に変換できる技術なんてまだ完成してないわけだけど、各地で行われているそういう研究の共通叩き台として採用されるには良いかなと思う。  また、新規で何かコンテンツを作る場合には最初からこのへんを意図しておけばかなり楽になるはず。面白いよね。 ある意味、宣言型言語の書き方に近いような感じにもなるのだろうけど、blogとか雑談とは違い、何かを正しく伝達しようとするものの場合結構楽につかえて面白いかなと思う。

? なにも、文章<->computerだけではなく、文字文章から音声やモーションといった人間的な別表現方向への変換にも使えそうだしね。 いい意味で「人にも機械にも依らない表記」って方向は気にいった。ちょいとこれから追いかけてみたい技術ですねぃ。

 今月の日経サイエンスの特集にもあったように、LHCの本格始動が近付いてきています。
これによって様々なことが明らかになる(見つからないのも見つかるのも、どちらも明らかになることです)のが、楽しみです。
 このジャンルでは日本は伝統的に強いほうで、しかも現役でも強いので是非とも頑張っていただきたいですね。

 で。
 それにあわせてマイクロブラックホールの生成実験や実験によってタイムトンネルが開通する可能性がって話題がでていて、それ自体は別段めずらしくもないのですが、それに対する民衆の反応が...
 なんでしょうかね。ハリウッド映画とかペーパーバックスの悪影響なのでしょうか。まるでブラックホールが生成できたら地球がオシマイだとかいう論を張る方やタイムトンネルでパラドックスがおきて宇宙がどうにかなるとか...
 まぁ言葉の響きで勘違いする人が多数なんでしょうけど、もう少し「これは!?」とか「おや?」と思ったら調べたり考えたりしてほしいものです。
 こういう話題が出るといつも思いますが、やはり学校で学ぶ学問はこういう時に役立ちます。教育の現場でも、こういう事例をあげて「安心できる」「危険だと判断できる」というメリットを教えてあげてほしいですね。

# 言葉への反応として似たようなものに、「原子力」ってのがあるわけですが。
# 個人的には原子力発電というシステムには賛成。現行組織による運用には反対。
# ただ、もう原子力は obsoleteかなと。今となっては廃棄再利用のコストを含めて
# 太陽や地球のエネルギーを利用するシステムが現実的だと思いますねえ。


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